2023年08月26日

奥大井:井川線アブト列車に!

その昔、ひまひま爺さまの、楽しみは:山や森を訪ねる事!春の新緑~山菜狩..夏は避暑?冬は雪遊びに!と古いカメラ片手に走り回る..正に放浪三昧でした!
放浪先は県中西部:北部がメイン.. 時にはちょっと県外.. 有名/無名の探索スポット林道や山道と.. 暇さえあれば未知の秘境を求めて徘徊フェチ..とか(^^)

今回:6つ目の放浪先披露は.. 奥大井の秘境.. 「大井川鉄道」の.. 「アブト式」トロッコ列車に乗って紅葉堪能..(^^)/~~~ のつもり?の散策紀です!!

01)奥大井:井川線アブト列車に!昔昔.. 11月のある朝..起きたら、あんまりお天気が良いので.. ついぞ大井川を遡上?川根の長島ダム接岨湖まで行ってしまった!

何時ものブラリ探索.. この際にと奥大井へ走って! 懸案の大井川鉄道の井川線南アルプスあぷとライン に乗る事にして(^^ゞ

紅葉を愛でるのが目的だったが、トロッコ沿線では そこそこ鑑賞出来ものの、なぜか?少し早く.. 残念ながらイマイチだった(^^)

02)富士山 大井川の上流!長島ダム接岨湖へは

:車で約2時間! 少し風があるけれどすばらしい快晴のお天気! 国道362号の峠でもこの通り、富士山 も顔を見せてくれた!
あれれ!雪、ずいぶん積もったなー、、

出発は10時20分 お隣り岡部町の 県道210号経由で 国道362号を西へ・・ 川根本町の県道77号もトットと北上合計50Km程
の山道走行で大井川鉄道「奥泉駅」へ到着! 12時15分・・ 33分に登り列車?が来る・・

車を駅前に置いてミニ列車に乗った、次の駅でアブト式、電気機関車の後押し連結が行われる! これには非常に興味有り(^^)

03)奥泉駅今日はウイークデー!だから.. 列車はがらがら・・ と思いきや?なんと満員!

乗り合わせたのは東京からのバスツアーの団体さん・・ 3台の小型バスから乗り換えて、接岨峡温泉まで行かれるとの事だった
他に「千頭駅」から乗車の別の団体さんも大勢さん!駅員さんのお話によると普段より増設8両編成にしたという・・

客車は6箱、1箱は37席?おっと!何とか座れた!

 <例によって写真はクリックで大きくなります>

04)ABT機関車17分で隣の「アプトいちしろ駅」に着いた・・

みてみて! これが後押し、アブト式の電気機関車だ!既設の2台のディーゼル機関車に加えて、プラス2重連で押すという・・
うわー! 究極の4重連だ! っても・・ ディーゼル機関車はお休み?.. んな事はないよな~4重連.. だもん!

当然ながら足元のアブトのしかけが気になる、覗いてみなくっちゃね・線路の内側に3列の歯があるラック部分と導入プレート
が見える、こんな下駄の歯みたいなラックが、ずーっと続いてるんだー?・・

05)アブト式しずしずと最後尾へ連結中、2重連!

例のアブトのメカはこのあたり? どれどれ?足元に仕込んであるはず! 大きな歯車が前後2組あると聞いたが・・
見えるかな?

ちなみに、ラックシステムには、アブト式の次に普及している「リッゲンバッハ式」や「ストループ式」爺も乗った事がある
スイスのベルナーオーバーランド地方の登山鉄道に多用:アイガー:メンヒ:など、特筆は:アイガーとユングフラウの下を
トンネルで貫通するユングフラウ鉄道が採用している.. 3つの形式が、適材適所?で有名かな~(^^

そうだ水平の歯車がラックを挟む「ロヒャー式」も、おいおい?とにかく「アブト式」機関車も歯車も 爺は初めて見た(^^ゞ

06)アブト歯車あった~! 動輪の他に大きなアブト歯車がみえる

なるほどー、見るからに大きな歯型、レール側の歯も、この奥です、下駄の歯みたいだ・・ 写真で見えますか?
歯車は歯の位置をずらした3枚を重ねた形をしています・・

でも?線路の分岐はどうやるのかな?

07)連結作業連結作業です・・6分間の停車

といっても中央の連結機と「2」とある部分の大きなコネクターを繋ぐだけ? あっけなく済んでしまった、、
なぜか? 温かいおかしわを買い込んで、出発進行 !

さーて、後押し運転開始!重連走行のミニ列車、機関車はいつも千頭側に連結?なんでも勾配は日本で一番
90m/1000mという.. 8+4両連結の列車の前後で高低差が10mあるという! うわっー、、そんなに急勾配なの?
機関車のすぐ前の客車に乗ったが・・ 歯車の音は聞こえなかった・・
08)後押しところで・・今日の目的地は

そうそう4両目と最後尾が機関車です! 客車3箱に機関車1両、2組で8両? 普段は4両?本日特別編成との事・・

実はこれは帰りのショット!「長島ダム駅」・・ って乗ってる列車は撮れないもん! ここまで登ってきた後押しの
機関車を外して、下り列車側の先頭に繋ぎ替えて・・ 今度は制動ブレーキ役で下っていくと..
なるほどー、うまく使ってる、・・

09)レインボー眺める方が迫力がありそうな感じがする・・

この橋レインボーブリッジの向こうの方に見える「奥大井湖上駅」・・ この橋湖底から70mと、とても高い!
湖上駅の向こうにも橋があります、駅は橋と橋の中央にあり、ロケーションは最高!!降りまーすっ!


10)湖上駅4湖上駅、接岨湖周りの景色、残念ながら紅葉いまいち・・

となると橋以外にポイントが無い? 赤い橋も湖の対岸から
上の方にちょっとしたログハウス風のロッジがあって、木々ベンチに木々テーブル・・ ひとときの静寂と湖畔の景色
が楽しめる、、なかなかおしゃれな作りです、

11)湖上ロッジ湖上駅にはログハウス風のロッジがある

小屋があるけど、施設は無し湖上からの見晴らしは好いが、残念ながら紅葉にはいまいち、まだ早い、10日位後か

それにしてもこんな瀟洒な湖上駅・・ たまたま一緒になった、若いお似合い熱々カップルが一組! ウイークデー
でひと気のない静寂は、彼らには格好のスポットかもしれません!・・

周辺を少し歩いて、ホームの鐘を鳴らして退散..(^^)

12)湖上駅2こちら側は上流側のレインボーブリッジ

渡っていきなりトンネルになっています、前と後ろの2つのレインボーブリッジのある風景、1時間ほど散策して・・
残念ながらこのあたり、紅葉にはまだ早い、もう10日位後かな、まあ紅葉は一昨日で満腹状態?のせいで..

線路脇が歩道になっていて、対岸のトンネルの上まで散策できるようになっている、さらに次の接岨峡温泉まで
歩いていけそう? しかーし相当、歩数がありそうで・・

13)湖上駅3千頭から5時間かけて登って来たというハイカーにお会いした

目前の鹿と猿の群れに出会って!恐怖だったお話を、
実は我らも、一昨日、井川天畑雨畑林道で”熊”に出会った話を・・ 偶然にも藤枝市の方だった・・

14)湖上駅1湖上駅にも

昨今では定番!になった.. 「幸福を呼ぶ鐘」がある(^^♪

15)下り列車おっ!下り列車が来た!

登り列車と違って先頭はディーゼル機関車が引いてる・・ 次の長島ダム駅ではアブト機関車がお待ちかね・・
今度は切り離しと連結、両方が見られます・・ 「奥泉駅」へ戻りまーっす!

16)長島ダム3「奥大井湖上駅」手前の長島ダム接岨湖の生みの親?

最近完成した綺麗なダム、なんでも大井川水系で最大のダム
ということでした・・ 「長島ダムという駅」です、沿線筆頭の観光スポット、 登り側列車の団体さんがゾロ降りていった!
注意深く見ると・・ 左下土手の緑の下に旧井川線の小さなトンネルが見えます、、どうでしょう?

なお、今回訪ねた大井川鉄道とは、JR東海道本線の金谷駅を起点に金谷~千頭まで39.5KmはSL&普通の電車
を千頭~井川(ダム)まで25.5Kmは.. 今回のミニ列車(車体は小さいが軌間は普通の1067mm)をG.Wや
夏休み期間には、千頭~川根両国まで、トロッコ列車(軌間762mm)も走らせている
ということで、、またまたお出かけしてしまいました、どうもこの時期はお天気が良いと”そわそわ”と、お出かけ癖が
まっそれもありかな? また新しい道をみつけちゃったし、、また行こうっと、

17)クライネシャイデック1:おまけですが、ラックシステムのお話!・・

前述の「スイスのユングフラウ鉄道」の話です!が、気になって昔の海外出張の写真を探した回ったら、あったあった!
スイスの大手織機メーカーへ出張した時の観光&山登りの写真がぞろぞろと・・

当時、仕事の合間の休日に「ユングフラウ」に登ろっ!とベルナーオーバーランド地方へ移動.. 「インターラーケン」から
ベルナーオーバーラント鉄道他の登山電車で「ウエンゲン」に行って1泊し.. 翌朝 登山電車で「クライネシャイデック」
という「アイガー北壁の麓の駅」まで登って、ここで電車を乗り換えて・・ ここからが問題の「ユングフラウ鉄道」!・・

18)クライネシャイデック2その「クライネシャイデック駅」この路線の客車は「ひし形」ではなく普通の箱型・・

スキー客がいっぱいです、、ほらほら!線路の「ラック」がしっかり写ってる! なるほど”一列!”ですね・・ 当時も
おっ!ラックだっ?だったのですが、その後は気にもせずすっかり忘れていました・・ 見直してみたらこのあたりの
登山電車って様々な軌間でラックシステムの宝庫?だったー! もっと鉄っちゃんしときゃよかったなー、と・・
少し離れて「クライネシャイデック駅」、電車が?、そうそうここはディーゼル気動車でなく”電車”なんですね、さすが
本場!3月末なのに雪がいっぱい(^^♪

前方、眼前にアイガ北壁が見えます、ここから「アイガー」の下をトンネルで抜けて:ユングフラウ:メンヒへ登れる!
驚いた事にトンネルの中に駅(駅名失念)があって外が見える「アイガー窓」があった..北壁内側から外が見えるとは!



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Posted by あんせるめ at 16:00│Comments(0)ご近所散策
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奥大井:井川線アブト列車に!
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